ネット帝国主義と日本の敗北 搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書) [ 岸博幸 ]

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搾取されるカネと文化 幻冬舎新書 岸博幸 幻冬舎ネット テイコク シュギ ト ニホン ノ ハイボク キシ,ヒロユキ 発行年月:2010年01月 ページ数:211p サイズ:新書 ISBN:9784344981577 岸博幸(キシヒロユキ) 1962年東京都生まれ。

一橋大学経済学部卒。

86年、通商産業省(現・経済産業省)入省後、コロンビア大学経営大学院にてMBAを取得。

2001年、竹中平蔵大臣(当時)補佐官、04年以降は政務秘書官に就任。

同大臣の側近として、構造改革の立案・実行に携わる。

98〜00年に坂本龍一氏らとともに設立したメディアアーティスト協会(MAA)の事務局長を兼職。

06年経産省を退官。

現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、エイベックス・グループ・ホールディングス取締役、総務省ITC政策タスクフォース委員などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 ネット上で進む一人勝ち(ネットがもたらしたプラスとマイナス/ネット・バブルの歴史/ネット上のサービスの構造)/第2章 ジャーナリズムと文化の衰退(新聞の崩壊/音楽の崩壊/社会にとってのマイナス)/第3章 ネット上で進む帝国主義(米国の帝国主義を助長するエコシステム/プラットフォームの米国支配の問題点)/第4章 米国の思惑と日本が進むべき道(グーグル・ブック検索/米国の戦略と野望/ネット上のパラダイムシフトの始まり)/第5章 日本は大丈夫か(プラットフォームを巡る競争の激化/ジャーナリズムと文化をどう守るか/日本はどうすべきか) 今ネットの世界では、グーグル、アマゾンなどに代表される米国ネット企業だけが莫大な収益を上げ、一人勝ちしている。

これらの企業は、オバマ政権の後押しも受け、その帝国主義的拡大をさらに押し進めている。

一例であるグーグル・ブック検索の問題では、ヨーロッパ各国政府がグーグルの提示した和解案に反対の姿勢を明確に示し、国家の威信をかけた抵抗が始まった。

このままでは、いつまでも毅然とした姿勢を示さず政策を間違い続ける日本だけが、カネと文化を搾取されてしまう。

国益の観点からネットの危機的状況を初めてあぶり出す。

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